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インフルエンザが流行中!インフルエンザは緑茶で予防しましょう。




インフルエンザ患者が急増

風邪のビジネスマン

国立感染症研究所によると、
1月13~19日の週で定点医療機関からの
インフルエンザ患者の報告数は11.78
(10以上で「注意報レベル」)に達し、
前週の2倍以上に増加したと発表しました。

この数字から、この1週間でインフルエンザにかかり
医療機関を受診した人は、
全国で約66万人と推計されています。

また、2013年末に北海道札幌市でタミフルに耐性を持つ
インフルエンザウイルスが検出されましたが、
1月28日時点で北海道以外でも
神奈川県、三重県、大阪府、山形県で合計20人から
タミフル耐性ウイルスが検出されました。

このタミフル耐性ウイルスは、
今後も全国各地に広がっていくと見られていて、
タミフル耐性ウイルスが増加すると、
インフルエンザの流行拡大にもつながっていくと
推測できます。

唾液で検査可能に?

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インフルエンザの診断には、インフルエンザのウイルスを
検出する検査が必要となりますが、
現在の検査方法は鼻に綿棒のようなものを入れて、
鼻の粘膜を採取し、
そこからインフルエンザウイルスを検出する方法です。

この検査方法はデメリットが2つあります。

1つはインフルエンザウイルスが
体内である程度増殖しないと、
ウイルスを検出できないため、感染後早期に検査した場合は
ウイルスを検出できず、正しい診断が行えないことです。

もう1つは、鼻の粘膜を採取するという方法が、
地味に痛いことです。

麻酔が必要なほどの耐え難い痛み
というわけではありませんが、鼻の穴に細い棒を入れて、
粘膜を軽くこするのは、やはり苦痛ですよね。

特に、検査をする時は、
インフルエンザ疑いで高熱を出している時が多いですので、
苦痛が倍増します。

しかし、数年後には鼻の粘膜を採取する検査方法ではなく、
唾液だけで検査できるようになりそうです。

鹿児島大学発祥のベンチャー企業
「スディックスバイオテック」は、
人の唾液からインフルエンザウイルスを
検出する技術を持っていて、
この検査方法をアメリカ食品医薬品局に
認可申請する準備を進めています。

この唾液でのインフルエンザ検査方法は、
現在の検査方法の50万倍の精度を持つため、
初期段階での診断が可能になりますし、
唾液を採取するだけですので、痛みもありません。

今年の秋には治験を開始し、
早ければ数年後には実用化できる見込みです。

初期症状での検査が可能になれば、
重症化を防ぐことができますし、
流行拡大を抑える効果もありますので、
早期実用化が期待されています。

インフルエンザ予防には緑茶が有効

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インフルエンザの重症化を防ぐには、
初期段階でインフルエンザの検査をして、
治療を始めることが重要ですが、
何よりインフルエンザにかからないことが大切ですよね。

インフルエンザ予防には、
マスクの着用や手洗いうがいの励行も有効ですが、
緑茶を飲むことも効果が高いことをご存知ですか?

静岡県立大学薬学部の研究チームの調査によると、
緑茶の引用習慣が1日1杯未満の小学生に比べると
1日1~2杯で38%、1日3~5杯で46%も
インフルエンザの発症リスクが減少したことがわかりました。

これは、緑茶に含まれるカテキンによるものと推測できます。

カテキンには、殺菌作用や抗ウイルス作用がありますので、
緑茶からカテキンを摂取していると、
インフルエンザにかかりにくいというわけです。

この調査では、緑茶を飲むことで
インフルエンザ予防ができるとの結果が出ていますが、
緑茶でうがいをすることでも、
インフルエンザ予防効果が得られることがわかっています。

緑茶にはカフェインも含まれていますので、
小さなお子さんには緑茶を飲ませるよりも、
緑茶でうがいをさせた方が良いでしょう。





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2014年2月3日 | カテゴリー:検査 流行性疾患

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