薬を飲む時はいつ、どんな飲み物で飲むと良いか知っていますか?
薬を飲むタイミングは?
病院で薬を処方されたり、薬局で市販薬を購入した場合、
薬剤師に「食前」や「食後」など
薬を飲むタイミングを説明されますよね。
でも、「食前」や「食後」って、具体的にいつのことでしょう?
薬の効果を最大限にするためにも、
薬を飲むタイミングを覚えておきましょう。
「食前」=食事の30分前、「食直前」=食事の5~10分前、
「食後」=食事が終わった後、30分以内が目安となります。
また、時々「食間」という指示もありますよね。
「食間」は、食事より2時間以上前か
食後2時間以上あけて飲むようにしてください。
頓服は、その症状が出たときに飲むものです。
飲むタイミングは、主治医や薬剤師に確認しましょう。
フルーツジュースで薬を飲むのはNG
風邪や病気になった時は、
ビタミンやミネラルを補給できるし、食べやすいという理由で
フルーツをフルーツジュースを積極的に取るという人も
多いのではないでしょうか?
確かに、フルーツは健康に良いのですが、
フルーツジュースで薬を飲むのはやめましょう。
デイビット・ベイリー教授の研究によると、
オレンジやグレープフルーツ、リンゴジュースは、
いくつかの抗生物質およびアレルギー性鼻炎の
薬の効果を帳消しにしてしまうことがわかりました。
フルーツに含まれる成分が、
薬が体内に吸収されることを防いでしまうとのことです。
今回発見されたのは、
抗生物質やアレルギー性鼻炎の薬ですが、
既にがんや高血圧、心臓病の薬も、
フルーツジュースによって効果が弱くなることが
わかっています。
これは、ジュースだけでなく
フルーツにも言えることですので、薬を飲む前後4時間は、
フルーツ類は控えたほうが良さそうです。
薬は水で飲みましょう
薬は、水か白湯で飲むのが基本です。
水や白湯なら、薬の効果に影響を与えないからですね。
アルコール類で薬を飲むのは、絶対にやめましょう。
アルコールと一緒に薬を飲むと、
薬の作用が増強し、とても危険です。
風邪を引いているときに、薬を飲んで、
体を温めるために少しアルコールを飲んで寝る
という人がいるかもしれませんが、
これは危険な行為ですので、控えてください。
場合によっては、症状を悪化させることになりかねません。
また、風邪薬や鼻炎の薬などには、
眠気防止のためにカフェインが含まれていることがあります。
これらの薬をコーヒーや紅茶など
カフェインが含まれている飲み物と一緒に飲んでしまうと、
カフェインの取りすぎにつながります。
せっかく薬を服用するなら、
その効果を最大限に発揮させたいですよね。
そのためにも、
薬を飲む時は水か白湯で飲むようにしましょう。