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亜鉛はとっても重要な栄養素!亜鉛の効果について知りましょう。




亜鉛が不足すると?

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身体に必要なミネラルの1つである亜鉛ですが、
日ごろ亜鉛を意識して摂っていますか?

亜鉛はDNAやタンパク質の合成に関与していますので、
細胞分裂に欠かせない栄養素です。

また、免疫機能にも関与していますし、
インシュリンの合成など糖代謝にも必要なんです。

カリウムや鉄分などと比べて、
亜鉛はミネラルの中でもあまり注目されない存在ですが、
健康を保つ上でとても重要な働きをしているミネラルです。

では、亜鉛が不足するとどうなるのでしょう?

亜鉛不足の症状として有名なのは味覚障害です。

味覚は舌にある「味蕾」という細胞で感じますが、
亜鉛不足で細胞分裂が遅くなると、
この味蕾が壊れてしまい、味覚障害になってしまいます。

このほか、亜鉛が不足すると
全身の細胞分裂に障害が起こりますので、
抗酸化力や免疫力の低下、胎児の成長障害、精子の欠乏、
勃起不全、爪の異常、脱毛・薄毛、
肌のシミやしわなどの症状が出てきます。

亜鉛は生活習慣病にも関係?

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亜鉛が不足すると、
上記の症状以外にも驚くような重大な病気を引き起こす
リスクがあるかもしれないという研究結果もあります。

アメリカのオレゴン州立大学の研究によると、
亜鉛不足が細胞の炎症反応を増加させ、
細胞内の炎症に関わるタンパク質インターロイキンの
腸背雨季脳の異常を引き起こすことを確認しました。

そして、マウス実験で若いマウスに比べて
高齢のマウスは亜鉛レベルが低く、
インターロイキンの機能が低下していることもわかったんです。

つまり、加齢に伴う炎症と亜鉛不足は密接な関係があり、
亜鉛をしっかり摂取すれば、細胞の炎症を防ぐことが
できるかもしれないということです。

細胞が炎症を起こせば、心疾患や糖尿病、
がんなどを引き起こすきっかけとなりますので、
亜鉛を十分に摂取することが、
これらの生活習慣病を予防する1つの方法になるんです。

亜鉛を多く含む食べ物は?

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では、亜鉛は1日どのくらい摂取するのが良いのでしょうか?

亜鉛の1日の推奨摂取量は成人男性で9mg、
成人女性で7mgとされています。

亜鉛を多く含む食べ物は、牡蠣やのり、わかめ、昆布、
ゴマ、ココア、レバー、牛肉、豚肉、鶏肉などです。

食品からの亜鉛の吸収率は約30%とされています。

亜鉛の1日の平均摂取量は約9mgとされていますので、
栄養のバランスを考えた食事を取っていれば、
亜鉛不足の心配は少ないでしょう。

ただ、外食やファーストフードなどばかり食べていて、
栄養が偏ってしまうと、
亜鉛不足になりやすいので注意が必要です。

食品から亜鉛を摂取する分には、
過剰摂取の心配はほぼありません。

ただ、1日50mgを1週間以上続けると
嘔吐やイライラなどの副作用が発症しやすくなりますし、
1日2000mg以上を摂取すると急性中毒を起こすリスクがありますので
サプリメントを利用する場合は摂取の上限量に気をつけましょう。





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2015年4月13日 | カテゴリー:生活習慣病 食生活

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