夏でも冷え性になるって本当?冷え性が引き起こす症状について知りましょう。
夏でも冷え性になる
冷え性は冬限定の悩みだと思っていませんか?
夏は気温が高いから冷え性とは無縁、
冬だけ冷え性が悪化しないように注意していればOK
という認識を持っている人も多いと思います。
でも、実はその認識は誤りなんです。
冷え性は冬限定のものではありません。
夏だって冷え性が悪化することがあるんです。
気温が高い夏になぜ冷え性になるのでしょう?
それは、冷房があるからです。
冷房が効いていても、冬の気温よりは温度は高いのですが、
夏は外気温が高い分、冷房が効いていると温度差が大きくなり、
冷え性が悪化しやすいのです。
女性は筋肉量が少なく脂肪量が多いですので、
一度身体が冷えてしまうと、
内側からも外側からも身体が温まりにくい
という性質がありますので、
女性は夏の冷えに特に注意する必要があります。
冷え性を放っておくと
では、冷え性を放っておくとどうなるのでしょう?
冷え性は、ただ単に「冷えを感じる」、
「寒さを感じる」というだけではありません。
身体にいろいろな悪影響を及ぼすんです。
冷え性になると血管が収縮し、血流が悪くなります。
血流が悪くなれば、体内の老廃物がスムーズに排出されず
蓄積するようになりますので、
肩こりや頭痛などの不調が起こりやすくなります。
また、血行が悪くなれば、老廃物が溜まるだけでなく、
自律神経のバランスが乱れやすくなりますので、
抑うつ症状が出たり、イライラしやすくなったりします。
さらに冷え性が悪化して体温が下がれば、代謝が落ちますので、
同じものを食べていても脂肪が蓄積しやすくなり、
太りやすい身体になってしまいます。
思わぬ病気の原因にも
冷え性は思わぬ病気の原因になる可能性もあります。
それは、がんです。
体温が下がれば、代謝が低下するだけではありません。
免疫力も低下します。
体温が1℃低下すれば、
免疫力は30~40%も低下すると言われています。
普段の免疫力の30~40%も
免疫力が低下するなんて怖いですよね。
免疫力が低下すれば、がん細胞が発生しても
免疫機能が働かず放置されたままになり、
がん細胞がドンドン増殖していき、がんになってしまいます。
免疫力が低下していれば進行も早く、
がんは全身に広がっていくんです。
もちろん、がん以外にもインフルエンザや
風邪などの感染症にかかりやすくもなりますので、
冷え性は万病の元と言えるでしょう。
夏だからといって油断せずに、冷房は弱めにして、
入浴はシャワーだけでなく湯船に入る、
冷たい飲み物ではなく常温のものを飲むなど
身体を温めるような生活習慣を心がけ、
冷え性を予防するようにしましょう。