これなら手軽に毎日できる!緑茶やコーヒーで脳卒中を予防しよう
日本人の死因第4位の脳卒中
脳卒中とは、脳の血管が詰まってしまう脳梗塞や
脳の血管が破れて出血する脳出血など脳血管障害の総称です。
昭和55年までは日本人の死因のトップでしたが、
現在では医療が発達し、
死亡率が低下したため、第4位まで下がっています。
それでも、死亡者数は年間で約13万人とまだまだ多いですし、
死亡率が下がっても後遺症が残ることもありますので、
脳卒中は恐ろしい病気であることには変わりありません。
緑茶やコーヒーで脳卒中のリスクが低下
緑茶やコーヒーは、
私たちにとって非常に身近な飲み物ですよね。
仕事の休憩時や食後に
緑茶やコーヒーを飲むという方も多いと思います。
この緑茶やコーヒーが、脳卒中予防に効果があるって知っていますか?
日本の国立がん研究センターと
国立循環器病研究センターの共同研究によると、
8万人以上を平均13年間にわたり追跡調査した結果、
緑茶やコーヒーを毎日飲む習慣のある人は、
飲む習慣のない人に比べて、
脳卒中にかかるリスクが低いことがわかりました。
毎日1杯コーヒーを飲む人は、飲まない人に比べて
脳卒中のリスクが約20%低く、
毎日緑茶を2~3杯飲む人は飲まない人より14%、
4杯以上飲む人は20%もリスクが低いという結果が出たのです。
さらに、「毎日コーヒーを1杯以上、緑茶を2杯以上飲む人」は、
大脳出血のリスクが32%も低くなるそうです。
これは、「たかが緑茶やコーヒー」と侮れない数字ですよね。
緑茶やコーヒーが脳卒中予防に効果があるとの研究結果は、
アメリカの脳卒中学会でも報告されています。
日本とアメリカの両方で、
同様の研究結果が出たということは、
かなり信憑性が高いですね。
カテキンやポリフェノールのおかげ?
緑茶やコーヒーに含まれるどの成分が
脳卒中予防に効果があったのかは、まだ解明されていません。
研究者によると、緑茶の中のカテキンの抗酸化作用が、
脳の血管保護に役立った可能性があるそうです。
また、コーヒーに含まれるポリフェノールの一種である
クロロゲン酸も、抗酸化作用がありますし、
糖尿病予防にも効果があるので、
脳卒中のリスクが低くなったのではないかと指摘しています。
緑茶もコーヒーも、とても身近な飲み物です。
そのため、緑茶やコーヒーを飲む習慣を
生活の中に取り入れることは、簡単ですよね。
緑茶やコーヒーは、脳卒中予防だけでなく、
がん細胞の抑制や心疾患の予防にも
効果があるとされています。
脳卒中予防のため、そして健康増進のために、
毎日の緑茶とコーヒーを始めてみませんか?