インフルエンザのリスクが上がる?ドライノーズについて知りましょう。
ドライノーズって何?
目が乾くドライアイを知っている人は多いと思いますが、
鼻が乾くドライノーズと言う言葉を
聞いたことはありますか?
ドライノーズは、
秋から冬にかけての寒い時期に注意が必要です。
空気が乾燥していると、鼻の中がカピカピに乾いて、
鼻水も乾いてしまって
鼻の粘膜にこびりついてしまうことがありますよね。
これがドライノーズの症状です。
ドライノーズは、乾燥性鼻炎とも呼ばれています。
製薬会社の統計によると、10歳以上の300名に
ドライノーズの症状の有無を尋ねたところ、
93名が症状を自覚しているという結果が出ていますので、
約3人に1人はドライノーズの症状がある
と言うことになります。
ドライノーズになると、感染症を起こしやすくなります。
健康な状態だと、鼻の中は湿潤状態にあります。
湿っている空気と鼻毛のおかげで、細菌やウイルス、
アレルゲンは鼻毛や粘膜に吸着されて、
体内に入らないようになっているんです。
鼻の中は、湿潤エアクリーナーのようなものなんですね。
でも、ドライノーズの状態では
鼻の中が乾燥していますので、
ウイルスなどの異物が体内に侵入しやすくなっています。
だから、感染症になりやすいんですね。
空気が乾燥しやすい冬は、インフルエンザや風邪の菌が
侵入しやすいので注意が必要です。
また、アレルゲンも侵入しやすくなりますので、
花粉症の人もドライノーズには要注意と言えるでしょう。
ドライノーズの原因
感染症やアレルギーが出やすくなる
ドライノーズの原因は何でしょうか?
一番多い原因は、やはり空気の乾燥です。
空気が乾燥していれば、
鼻の中も乾燥してしまうのは当然ですよね。
空気の乾燥以外の原因としては、
薬の副作用が挙げられます。
アレルギー薬や風邪薬の中には、
鼻水を止める作用を持つものがありますよね。
鼻水を止めるということは、
鼻の粘膜からの水分の分泌を止めることになります。
そうすれば、鼻の粘膜は乾燥しますので、
ドライノーズになるんです。
また、体内の水分不足や加齢による
ホルモンバランスの変化でもドライノーズは起こります。
ドライノーズの対処法
鼻の中が乾燥していると感じたら、
どうすれば良いのでしょう?
簡単にできるドライノーズ対処法は3つあります。
1つ目はマスクを着用することです。
マスクをすれば、
乾燥した空気を吸い込むことを防ぐことができますよね。
2つ目が室内の湿度に注意することです。
冬は湿度が低くなりますので、
加湿器などを用いて湿度を50%前後に保つように
心がけましょう。
3つ目が水分摂取を心がけることです。
体内の水分が少ないと、
鼻の中も自然に乾燥してしまいますので、
水分摂取を心がけて、体内を潤しておきましょう。
このような対策をしても、
ドライノーズの症状が改善しないという場合には、
市販のドライノーズスプレーや生理食塩水を鼻に点鼻して、
鼻の中を潤しましょう。
また、日常的にアレルギー薬を飲んでいる人は、
それが原因でドライノーズになっているかもしれませんので
一度医師に相談してみたほうが良いかもしれませんね。