おたふく風邪を引いた時の食事の注意点を知りましょう!どんな病気?
おたふく風邪ってどんな病気?
おたふく風邪というと、子どもがかかる病気、
1回感染するともうかからない病気というイメージはあっても、
どんな病気なのか詳しくはあまり知らない
という人も多いですよね。
おたふく風邪とは一体どんな病気なのでしょうか?
おたふく風邪は
ムンプスウイルスに感染することで発症する感染症で、
潜伏期間が2~3週間と長いことが特徴です。
おたふく風邪が発症すると、
耳の下にある耳下腺や顎の下の顎下腺が腫れて
痛みが出る病気です。
症状がひどい場合は、耳の下から顎だけでなく
首の付け根の方まで腫れてしまう場合がありますし、
また発熱や頭痛が出るケースもあります。
通常のおたふく風邪は1~2週間で自然に治癒して回復しますが、
まれに無菌性髄膜炎や難聴(ムンプス難聴)、
睾丸の痛みや拡大などの合併症を引き起こすこともあります。
おたふく風邪の時は無理して食べる必要なし!
おたふく風邪の典型的な症状は
耳の下から顎にかけての腫れと痛みです。
この部分が腫れて痛みがあると、
食事を取るのが難しいことがあるんです。
口を開けること、噛むこと、飲み込むことが痛くてできないので、
食べることができないんですね。
そんな状態での食事の注意点は何かを知っておきましょう。
おたふく風邪でなかなか食事を取れないという場合は、
無理して食べる必要はありません。
おたふく風邪で痛みがあるのに、
無理に食べると消化不良を起こすことがあります。
おたふく風邪にかかっていると、
耳の下から顎にかけての痛みだけでなく、
消化機能が低下しているので、上手く消化できずに、
逆に胃腸に負担をかけてしまうことになります。
そのため、おたふく風邪で食事が取れないときは、
無理して食事を取る必要はないのです。
病気の時は、
「ちょっと無理してでも栄養のあるものを食べなくちゃ!」
と思うかもしれませんが、
食べられるものを食べられるだけ食べるようにしましょう。
耳の下から顎の下にかけての痛みは、
痛みが出てから2日目がピークで、
その後は3~4日間かけてゆっくりと消失していきます。
痛みが軽減して食べられるようになったら、
少しずつ食べるようにしましょう。
おたふく風邪の時は水分だけは取りましょう
おたふく風邪で口を開けるのが痛い、噛むのが痛いなら、
無理して食べる必要はありません。
でも、水分補給だけは欠かさないようにしましょう。
人間は数日間なら食べなくても、
そこまで健康状態に大きな影響はありません。
でも、水分は別です。
水分はしっかりとらないと、
すぐに脱水状態になってしまいます。
特に、おたふく風邪は発熱する場合が多いので、
いつも以上に不感蒸泄が増えます。
また、食事からの水分量が取れませんので、
いつも以上に体内の水分が不足しているんです。
そのため、口を開けるのが痛くても、飲み込むのが痛くても、
水分だけはしっかりとらなくてはいけません。
口を開けるのが辛かったら、
ストローを使って水分補給をすると、
痛みを多少軽減することができるでしょう。
それでも、どうしても水分補給ができないというなら、
脱水症状になる前に、早めに医療機関を受診してください。
脱水症状になってからでは、
水分補給のための点滴の針を刺すのも難しくなりますので、
早めの受診が肝心です。